教育の在り方を考え直すため、UCLAの社会学部へ。

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Naoさん

大学: カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)

専攻: 社会学

卒業: 2016 年 6 月

出身校:  Diablo Valley College

インタビューアー:Masashi

まず最初に、留学を決めたきっかけを教えてもらえますか?

小学校5年生(11歳)のときに1か月間の国際キャンプのプログラムでドイツに行き、十数か国の同年代の子たちと触れ合ったのをきっかけに世界の広さに興味を持ち将来は海外に住むことを決めました。

また、中学2年生(13歳)のときに1か月間の交換留学プログラムでカリフォルニア州サクラメントにホームステイをし、カリフォルニアにいる人のおおらかさとフレンドリーな人柄にほれ込み将来はカリフォルニアに住むと決めたんです。

13153371_1061564627257962_1116310169_n.jpg(Naoさんお気に入りの勉強場所)

Naoさんもコミカレ(短大)から編入してUCLAに入学したんですよね?

そうだよ!最初は日本の大学から交換留学プログラムで1年間カリフォルニア大学に行こうと計画を立てて、某国立大学を目指してたんだけど失敗したんです。

そして1年間地元の女子大で学んでいたんだけど、カリフォルニアが忘れられずなんとか留学できないかを模索して、コミカレからカリフォルニア大学編入の道にすすむことに決めました。

そのタイミングでコミカレ→カリフォルニア大学編入のパターンを見つけたんですね。Naoさんって社会学を専攻されているんですよね?

そうだよ。でも実は日本の女子大では教育学を学んでいて、特別支援教育を主に勉強したいと考えていたんです。

カリフォルニア大学は研究機関だから教育学部はないと知り、教育学部の大本の社会学を専攻することに決めました。

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へぇ~!そのNaoさんが社会学の前に興味を持った特別支援教育っていう言葉、あんまり聞き慣れないですね。

私みたいに障がいを持った人の視点に立って、適切な指導だったり必要な支援っていうのを考慮する教育っていう感じかな!

ちゃんとお聞きしたことなかったけど、Naoさんは足に障がいをお持ちなんでしたね。

うん。先天性の障がいで生まれつき右足が無いんだよね。

でも私がこれまで何不自由なく小中高の学校生活を楽しめたのは両親、兄弟、友達、そして先生方の支えや励ましがあったからできたこと、そしてそれは決して当たり前ではないことを気づいたんだ。

足が無いからってできない、って諦める必要はない。

そういう挑戦する気持ちを自分が持ち続けられたのは周りの人の支えのおかげだったんだって。

だから障がいを持っている持っていないにかかわらず、幸せで意義のある学校生活を送れる子供が増えたらいいな、そんな学校を作れる社会になればいいなという思いが、

特別支援教育を学びたいモチベーションになりました。

普段は忘れちゃってたけど、Naoさんはそういった境遇で育ってきたんですもんね。そしてその教育というものを、大きな視点から見る為にも社会学部を学ぶことが必要だと。

そうそう!社会全体についてまず勉強することで、教育というものの在り方を考えていきたいなと思いました。
ちなみに社会学部っていう広い分野を扱う学部の中でも私は、Disabilities studies(障がい学)っていうのを中心に学んでいました。

へぇ~!確かに社会学が扱うトピックってすごく広そう!
社会部の人ってどんな勉強してるのかすごく気になってたんですよね。

社会学では人種による社会的、経済的不平等、またGenderや障がいなど多くの不平等について学んだよ。

“普通”だと思って過ごしてきたものを、何をもってそう思っているかを一歩下がって観察して、社会や文化がどれだけ人々の普通の概念に影響しているかを認識した。

そしてその概念は社会によって異なることも。

社会学ではデータをもとに自分の立てた仮説がどの部分で合っているか、またこの仮説が正しいという根拠をいろんな文献やデータで証明していくんだけど、

そういった多くのリサーチメソッドも学んだよ。

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なるほど。社会では人それぞれ考え方が違うから、なかなか正しい答えを出すのが難しそうですね。障がい学についてはどんな勉強をしていましたか?

ゲストスピーカーを多く招いたりして、普遍性へのチャレンジや、不当な不均等、社会の理想と現実の違いを学びました。
障がい学で一番チャレンジだったのは精神障害と法律、という授業で実際に起きた裁判の例を使い法律の穴やあるべき姿、またどのようにして弱い立場の人たちを法やポリシーで守れるかを学ぶ授業があり、法律の曖昧な記述をどう解釈しどれだけ人権を守れるかに挑戦する授業でとても難しかった。

なるほど!アメリカでのそういった授業ってすごく議論が白熱しそうですね。

本当そうだよ!アメリカって日本と比べても、障がい者への意識が高いし、色んな視点を持った人がいるから、議論がすごく面白かった!

僕も社会学とか、障がい学みたいなマイノリティスタディの授業も取ってみようかな。
それでは最後に、これから留学を考えている人へ何か伝えたいことがあれば!

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私自身勉強が得意だったわけでも、ましてや英語ができたわけでもない状態で留学してきて、それでも今、あと数か月後にアメリカの4年制大学を卒業ってとこまで来れたので、
本当に何か成し遂げたい夢や、やってみたいっていう気持ちがあるなら、怖がらず、そして何より言い訳せずにまず一歩踏み出してみてほしいと思います。

留学は簡単なことじゃないし、お金も時間も努力も労力もすべてかかることだけど、それもこれもそれ以上に得れるものがある、それだけする価値を絶対に見いだせるものだと思っています。

日本という豊かな国に生まれて、何の疑いもなく授業が受けれて、当たり前のように高等教育が受けれる社会に生まれた私たちには想像もできない世界があること、それを目の当たりにすることで自分が生まれ育った日本っていう国の素晴らしいところに気づいたり、なんとも思っていなかった日常のことに疑問を持てたりと、本当に今想像してる何十倍何百倍も面白い発見が留学することで得られると思います。

肌の色も、考え方も、育った環境も違う人たちといろんな意見をきれいなキャンパスで言い合える、そんな自分を思い描ける人はぜひ留学という道を考えてみてほしいです。

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